ギャンブルで借金が返せない人の末路 (更新日: 

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借金を返さないとヤバイ

パチンコやスロット、競馬などのギャンブルは趣味として毎月決められたお小遣いの中から楽しんでいる分には問題ありませんが、 生活費を稼ぐためや借金の返済のためにギャンブルをしてはいけません。

下記がギャンブルの還元率です。

  • 競馬→ 70%
  • パチンコ・スロット→ 80%
  • 宝くじ→ 45%

この還元率を見ると、やればやるほどお金が減っていくというのが分かります。
おそらくギャンブルにハマっている人も、還元率が低いことは分かっていると思いますが、たまに勝てた時の記憶がギャンブルをやめられなくしている原因でしょう。

ギャンブル中毒で借金まみれになっている人は、まずは冷静になってギャンブルを完全にやめることが先決です。 借金をギャンブルで返そうとしている人は、一生借金が返せないないばかりか借金がどんどん増え続ける悪循環に陥ります。
人生のうちでギャンブルで一攫千金して一気に借金返済できる、なんていう確率は0.00001%よりも低いのです。

このままギャンブルで借金が増え続けるとどうなるかご紹介します。

借金の返済日に返済が間に合わないと?

借金の返済が期日までに間に合わないと、遅延損害金が発生し、金融機関などの債権者から催促の電話があります。
消費者金融の場合、金利18%、遅延損害金20%に設定されていることが多く、金利よりも高い遅延損害金が追加されるので、できるだけ早く返済しないと借金が増えていきます。

返済が間に合わないと分かった場合、返済期日までに債権者に連絡して利息のみの返済に変更できないか相談しておけば、遅延損害金の発生は免れます。
返済期日に間に合わないと分かったら早めに債権者に連絡しておきましょう。

借金の返済を無視していると?

借金返済の催促の連絡を無視していると、自宅に催促状や督促状が届きます。 この催促状や督促状も無視し続けると、自宅に訪問されたり、勤務先にまで催促の連絡が入ることがあります。

さらに、2ヶ月が経つとブラックリストに掲載されてしまいます。 ブラックリストに掲載されると、新たな借金ができなくなり、もちろんクレジットカードも作れません。

催促状や督促状を無視していると?

催促状や督促状も無視し続けると、3ヶ月後に一括請求の依頼書が届きます。この一括請求も無視し続けると、裁判所から支払督促や訴状が届きます。
さらに裁判所から支払督促や訴状も無視し続けると「財産の差し押さえ」となり強制執行が実行されます。

マイホームやマイカーはもちろん、銀行口座や給料なども差し押さえされてしまいます。
給料は勤務先に対しての差し押さえの場合には、手取り金額の1/4(または「44万円以上であれば、33万円を差し引いた残額」)までしか差し押さえされませんが、預金口座への差し押さえの場合は全額が差し押さえされます。

借金を踏み倒して逃げ切ることは可能?

マイホームやマイカーなどの財産がない人であれば、借金を踏み倒して逃げ切りたい、と考える人もいるかもしれません。
実際、財産がない人に対して債権者ができることは給料や預金口座の差し押さえくらしかありません。

預金口座があったとしても残高がほとんどなく、住所不定で定職にも就いていなければ、事実上差し押さえの強制執行は空振りに終わります。
しかし、債権者が裁判で勝訴、判決や支払督促が確定すると時効は10年間です。その10年の間に、再就職して得た給料や新たに賃貸物件を借りた際の敷金、親の遺産などのお金を突然差し押さえられる可能性もあります。
もちろんブラックリストに掲載されているので、新たな借金やクレジットカードも作れません。

時効が成立する10年間を逃げ切ればいいのか、というと、それも簡単なことではありません。
借金の時効を成立させるためには、下記の条件を全て満たす必要があるからです。

  • 債権者が10年間請求しなかった
  • 債務者が10年間支払いしなかった
  • 上記を満たした上で、内容証明郵便で時効援用通知書を債権者に送る

ただし、債権者により再度裁判を起こされ判決をとられると、その時点で時効がまた10年間延長されてしまいます。
(※住所、居場所が分からなくても債権者は裁判を起こすことができます。)

借金が時効かどうか調べる方法。「時効の援用」のやり方とデメリット。 借金が時効かどうか調べる方法。「時効の援用」のやり方とデメリット。

借金の完済や時効を諦めて、一生逃げ続けるのは精神的にもとても大変です。

まず、住民票を移すと必ず居場所がバレてしまいますので、住民票は異動できません。
そうなると、身分証明書が作れなくなり、児童手当や介護保険といった行政サービスが受けられなくなります。
重要な公的書類も届かなくなりますし、医療保険も使えないとなると、ケガや病気、事故などで医療サービスを受けられなくなるでしょう。結婚や再就職も難しくなります。
(※ただし、生活保護の申請は住民票に有無にかかわらず可能です。)

普通の生活をしながら借金を踏み倒して逃げ続けるのはとても難しく、普通の人であれば精神的に参ってしまいます。
返せない借金は、将来のことを考えて早めに債務整理し、人生再スタートすることをオススメします。

個人再生であれば借金を1/5~1/10にまで減額でき、自己破産であれば借金は0になるので、どんなに大きな借金がある方でも生活を立て直せます。

借金を滞納して逃げ続けても、債務整理しても、いずれの場合も5~7年間ブラックリストに掲載されるのであれば、早めに自己破産して生活を立て直した方が賢明です。

債務整理後または同時進行で生活保護の申請も可能ですので、一度専門家に相談して下さい。

【ポイント】
生活保護受給中に借金を返済すると生活保護が打ち切られてしまうので、必ず先に債務整理をするか、または生活保護申請と自己破産手続きを同時進行させましょう。
詳しくはこちら

財産の差し押さえをされないためには?

借金を滞納してマイホームやマイカーを差し押さえられないようにするためには、できるだけ早く借金を任意整理または個人再生をする必要があります。

任意整理は債務整理する借金を選択できるので、住宅ローンやマイカーローン以外を整理すれば、財産を差し押さえられることはありません。
(※個人再生の場合は返済中の住宅ローンは対象から除外され、マイカーローンは手続き前に第三者弁済をすれば残すことが可能です。)
任意整理では利息分のカットや支払い期限の延長の交渉が行われます。個人再生では元金を1/5(最高1/10)まで減額できます。

債務整理手続きを金融機関などの債権者を相手に個人で交渉するにはハードルが高いので、弁護士や司法書士といった専門家に依頼することをオススメします。
任意整理や個人再生の手数料が安く済む事務所が運営する借金減額シミュレーターを こちらのページで紹介 しています。 ギャンブルによる借金でも相談にのってくれますので、まずは相談して減額可能金額や手続き手数料の見積もりをとってみてください。

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